地域住民の困りごとを障害者が解決する!
企業・団体名:一般社団法人ななお・なかのと就労支援センター
地域に潜在するひきこもり者等を対象に、まずは私たちから声かけできる仕組みづくりを行い、また併せて竹林の伐採や耕作放棄地の解消を目的とした仕事を生み出し、働く場を作ります。その仕事は、地域住民の困りごとであり、それを障害者が解決する形をつくります。
地域のひきこもり者を発見し、社会につなげる
今の日本は、100人に3人はひきこもりの状態にある方がいると言われています。七尾市であれば1500人弱いることになります。その理由は様々で、それぞれ異なる経緯や事情がありますが、その実態が表面化されていません。
誰にとっても安心して過ごせる場所や自らの役割を感じられる機会があることが、生きていくための基盤になります。まずは七尾に住む困っている方を様々な方法で吸い上げ、必要な支援を届けていきたいと思いました。
地域の困りごとが解決できる
七尾市では荒れた竹林や耕作放棄地が目立っています。市が管理するものはシルバー人材派遣センターなどの民間企業に委託され管理されていましたが、個人で管理されているものについてはそのままになっていました。また、最近はシルバー人材派遣センターも人手が足りず対応が困難となっており、以前よりも管理されていない土地が増えています。
そのため、当法人では令和2年から市内にある福祉事業所と連携し、シルバー人材派遣センターが行えない作業を障害者とともに行い、市の依頼にこたえてきました。
これらの流れを踏まえ、市の依頼だけではなく、個人で管理することが難しい土地を障害者が解決することができないかと考えたわけです。
働くやりがいをうみ、自立を助長する
地域住民の困っていることを障害者が解決する、その行為を仕事にすることで、収入を得ることができ、またまわりからも感謝され、なにより地域のために働くことができます。障害等があっても働くことができ、地域住民との触れ合う機会を作ることもできます。何より、それら活動を通し、社会性をみにつけ、生きる価値を高めていくことができます。そういう活動を今回したいと思っています。
メッセージ
一般社団法人ななお・なかのと就労支援センター
私たちは、能登地区において、私たちとかかわる人たちが、その人らしいハッピーな生活を実現できるよう支援します。
企業・団体概要
設立:2019年
代表者名:瀧川嘉明
会員・従業員数:12名